出島(でじま)は、日本の長崎県長崎市にある、歴史的な人工島です。もともとは、17世紀から19世紀にかけて、日本が鎖国政策を敷いていた時代に、外国との唯一の公式な交易窓口として機能しました。特に、オランダとの交易が行われていたことで知られています。
出島は、1634年に造られた人工島で、その当時は海に囲まれた島でしたが、現在は埋め立てにより長崎市街地と繋がっています。この島は、日本とヨーロッパとの間の貴重な文化交流の場となり、西洋科学、医学、文化などが伝えられる重要な拠点でした。
鎖国下の日本では、中国や朝鮮を除き、ほとんどの外国人の入国が禁止されていました。しかし、出島はオランダ東インド会社の商館が設置され、限られたオランダ人が居住・商取引を行うことが許されていました。
オランダ人は出島に限定された生活を強いられていましたが、彼らを通じて、日本には西洋の科学技術や文化が伝えられ、それが後の日本の近代化に大きな影響を与えました。
また、出島は日本人にとっても外国文化に触れる貴重な窓口であり、多くの日本人学者が出島を訪れ、オランダ語を学び、西洋の学問に触れる機会を得ました。この交流は、後に「蘭学」と呼ばれる学問分野を生み出し、日本の学術・文化の発展に寄与しました。
現在、出島は歴史的な建造物が復元され、博物館として一般に公開されています。この地は、日本と欧州との間の歴史的な交流の象徴として、また重要な文化遺産として、多くの人々に親しまれています。
出島は、そのユニークな歴史的背景と文化的価値により、世界中からの注目を集める観光スポットの一つとなっています。
出島の見どころ・楽しみ方
- 復元されたオランダ商館を見学して歴史に触れましょう
- 出島和蘭商館資料館で貴重な展示物を鑑賞しましょう
- 出島からの長崎港の景色を楽しんでみましょう
口コミレビュー・感想評価・評判一覧
2
食事がおいしい!
以前に仕事の関係で長崎に行きました。まず海が近く、街並みが、きれいであることが好印象でした。街を散策するだけで、海風にあたって癒されると思います。
また、現地で皿うどんを食べたのですが、これが本当においしかったです。別の日にも皿うどんをたべたのですが、どのお店もおいしかったです。大衆的なお店にふらっと入って皿うどんを食べるのが個人的なお勧めです。海鮮なども、おいしかったです。
帰りのお土産は、定番ですがカステラを買って帰るのが良いと思います。ザラメが付いたカステラが、とてもおいしいので、駅前などで購入して帰るのが良いかなと思います。
2024年、現在は駅前などは工事をしておりますが、工事が完了したのちは、より活気があふれた街になると思うので、観光地としてお勧めです。
行った時期:2023年11月 一緒に行った人:一人
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念願の出島表門
9年ぶり三回目の出島に行ってきました。長崎は東京からは遠いのですが、飛行機で約2時間、空港から長崎市内までバスで約40分と長崎市内観光へのアクセスはいい方だと思います。
出島については小学校の授業で習った程度の知識のまま初めての訪問は今から30年以上前の修学旅行でした。その時の出島は完全に町に埋もれ、陸続きになっており島感はありませんでした。
それから時は流れ今から9年前2回目の訪問時、復元工事が進み出島の石垣部分が復元され、町に埋もれながらも出島の形がわかるようになっていました。しかし出入り口は東側と西側にあり、本来の表門からの出入りはできる状態ではありませんでした。
そして今回ついに中島川に出島表門橋が架かり、念願だった出島表門からの入場が叶いました。出島に入ったことを実感でき感動しました。
出島では現在も発掘復元計画の途中で、また時期を見て訪問する予定です。そして将来的には海に囲まれた江戸時代の出島が目標とのことで、何とか生きているうちに見てみたいです。
行った時期:2023年3月 一緒に行った人:一人
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