軍艦島(端島)は、日本の長崎県長崎市にある無人島で、正式名称を端島(はしま)といいます。この島は、かつて石炭採掘のための施設が置かれ、一時期は日本最大級の炭鉱として栄えました。1887年に三菱重工業によって炭鉱が開発されて以来、日本の近代化と工業発展に大きく貢献しました。
軍艦島の特徴的な景観は、その名の通り軍艦に似た外観を持ち、高密度なアパート群や施設が密集しています。ピーク時には5,000人以上がこの小さな島に居住し、独自のコミュニティを形成していました。島には学校、病院、商店、映画館などが備えられ、一つの小さな町として機能していました。
しかし、1974年に石炭から石油へのエネルギー転換が進む中、軍艦島の炭鉱は閉山され、島は急速に無人化しました。その後、島は長い間放置され、現在では荒廃した建物が残るのみです。この荒廃した景色は一種の幽玄な美しさを放ち、多くの写真家や歴史愛好家から注目されています。
2009年からは観光地として一部が公開され、長崎港からのツアーで訪れることが可能です。2015年には、軍艦島を含む「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」の一部として、ユネスコの世界文化遺産に登録されました。
軍艦島は、その歴史的背景と独特の景観で、日本の近代化の歴史を物語る貴重な場所として、今も多くの人々に関心を持たれています。島の遺構は時間の経過とともに風化しているため、歴史の保存と観光のバランスを取りながら、その価値が今後も大切にされることが望まれています。
軍艦島(端島)の見どころ・魅力
- 荒廃した建物群を巡り、歴史的景観を体感する!
- 海からの眺めで、軍艦のような島の外観を楽しむ!
- ガイドツアーに参加し、炭鉱の歴史を学ぶ!
口コミレビュー・感想評価・評判一覧
5
廃墟の島を訪れる
団体旅行で軍艦島観光クルーズの予約を取り、訪れました。船でしか行けないので、事前にクルーズ予約が必要となります。軍艦島観光クルーズでは、ガイドさんが詳しく説明してくれるので、何の予備知識もなくても楽しめます。
観光は島の周りを船で1周するのと、島の1部だけ人が踏み入れられる場所があり、数分だけ島に降りて滞在しました。
軍艦島全体はコンクリートの建物が多く立ち並び、人が多く住んでいて栄えていたことが感じられます。
島に降りたところの足場はあまりよく無かった印象なので、汚れてもいい恰好で、靴はスニーカーなどで行くのがおすすめです。
真夏の暑い時季は海やコンクリートの建物の照り返しが強かったので、日焼け止めを塗っていくことをおすすめします。
行った時期:2013年8月 一緒に行った人:仕事・同僚
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限りある遺産軍艦島
軍艦島の魅力的なポイントといえば、古い建物が間近に見られるということにある。ガイドの解説によるとこれだけ小さい島に、多くの人が住んでいたそうである。今の東京の何倍もの人口密度を誇ったそうだ。
今は全く人のいない島がそう遠くない昔は発展していたということへの無情感が素晴らしい。残念に感じた点としては、あまり散策できる場所が広くなかったことである。聞く話によると、建物の老朽化によって散策可能な場所が減ってきているようであった。
近い将来建物の老朽化によって、更に散策が困難になる可能性もあるので、早めに行くべきだと感じた。アクセスに関しては、思ったよりも遠くは感じなかったので、問題ないと感じる。
個人的には神奈川県の猿島も似たような雰囲気があるので、そこでも十分な気もする。
行った時期:2021年11月 一緒に行った人:カップル・夫婦
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人生に一度は行ってほしい、ここにしかない魅力
長崎に行く用事があった時に、旅行前に事前にネットでチケットを購入していきました。自力では島まで行けません、専用の船を予約する必要があります。人気観光地なので、行くと決めたら一番に軍艦島への船を予約することをおすすめします。
出港すると音声解説が流れますが、島が見えてくると本当に軍艦に見えるんですよね!なるほど、と思いました。崩れたりすると危険なので入れると決められたエリアしか入れませんが、入れるエリアから迫力のある大型マンションの廃墟が見えて、圧倒されます。
文明の進化が止まりそのまま朽ち果てていく感じにそそられます。ガイドの方が一緒に上陸するのでこれは旧◯○だよなどは教えていただけますが、ネットで軍艦島の歴史など調べてから行くと、より良いかと思います。日陰はないので夏は帽子か日傘必須です!
行った時期:2015年8月 一緒に行った人:友達
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期待ほどではないかも
友人と軍艦島へ行きました。本当は、初日に行くつもりが、天候不良で、船は出港するものの、軍艦島への上陸はできないとの事で、上陸なしで島の周りをクルーズする形での減額になっても良いなら参加で、そうでない場合はキャンセル料無料でキャンセルしてもらっても良いとの連絡を前日に受けました。
そのため、予定を変更して、旅行の最終日へ変更して、上陸コースで行く事にしました。実際にクルーズツアーで行ったものの、軍艦島で上陸できるエリアは相当制限されており、あまり見れる場所も少なかったです。
その前日に、グラバー邸を訪れた際に、そこで軍艦島の動画が流れており、それを友人と見ていたこともあり、動画で見ている方が、実際に軍艦島に上陸するよりも、より見れるところも多く、近くから動画が撮影されていたこともあって、少し期待ほどではなかったかなと思っています。
行った時期:2022年10月 一緒に行った人:友達
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廃墟マニアでなくても行ってみたい軍艦島
軍艦島は長崎港の沖にうかぶ小さな島で、正式には端島という島です。島の姿が軍艦「土佐」に似ていることから、軍艦島と呼ばれるようになりました。
かつては海底炭鉱の町として日本一の人口密度を誇る島でしたが、今では炭鉱は廃坑となり住む人もなく、島にはかつての住宅や炭鉱施設がそのまま残されています。その姿は廃墟マニアにはたまらない光景の島です。
許可されたツアー会社の船でしか訪れることができません。WEB検索すると何社かヒットしますので、ご自身のお好みでツアー会社を選べばよいですが、おススメは軍艦島デジタルミュージアムを運営している軍艦島コンシェルジュさんです。
特にプレミアムクラス以上のチケットは、上陸時に船の座席に荷物を置いて下船できるので、身軽に行動できるのが魅力です。ガイドさんは軍艦島だけでなく、航行中に見える世界文化遺産についても解説してくれるので、勉強になりました。
上陸には波の高さの制限が厳しいので、風が強い日には上陸することはできません。天候が安定している時季が良いと思います。次回は夕日のきれいな時に行ってみたいです。
行った時期:2022年11月 一緒に行った人:一人
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