たくさんの夢と魔法にあふれた東京ディズニーランド。多くのヴェールに包まれた世界ですが、語り継がれる事件や都市伝説があることをご存知でしょうか。
実はディズニーランドで失踪する人がいる…なんて、ちょっと物騒な都市伝説まであるんです。この事件が本当だったとして毎年失踪する人間の数はどのくらいなのでしょうか。元ディズニーキャストが解説します!
- ディズニーランドでの失踪や誘拐の噂の真相とその背景
- パーク内の迷子防止対策とセキュリティ体制の実態
- 語り継がれる都市伝説の内容と信ぴょう性の有無
目次
毎年ディズニーランドで失踪する人間の数は本当に多い?
毎年ディズニーランドで失踪する人の数は多いのでしょうか。
ディズニーランドで失踪する人は本当にいるの?
過去にディズニーランドで失踪した人はいるのでしょうか?…本当に失踪した人がいるのなら大問題です!もしパーク内で迷子になってもディズニーキャストが連携を取って探し出しますし、迷子センターもあるのでご安心を。
また、東京ディズニーリゾートで働くキャストにはセキュリティキャストと呼ばれる安全面に特化した職種のキャストがいます。もちろん他のキャストも一定ラインのスキルを備えていますが、セキュリティキャストはパーク内のトラブルに幅広く対応するスペシャリストといえます。
彼らは運営中のパークの安全を守るだけでなく、開園前・閉園後まで安全チェックを行っています。特に閉園直前は各エリアに分かれて園内に残っているゲストがいないかペンライトなどを使って隅々まで確認します。そうして園内に残るゲストが0人になるまで目を光らせているのです。

少し前に某YouTuberがディズニーシーの閉園後まで残ったらバレずに朝まで過ごせるのか?という検証動画をUPしていましたが、もちろん見つかっていましたし、大炎上しました。とても迷惑な話ですね…。
どうして噂が広まったの?
どうしてディズニーランドで失踪者が出るという噂が広まってしまったのでしょうか。恐らく海外パークで広まった噂が日本にも流れてきたのではないのかと考えられます。
アメリカは日本よりも犯罪件数が多く、連れ去りの事件などもニュースで見かけることがありますよね。東京ディズニーリゾートよりも圧倒的な広さのカリフォルニアやフロリダのディズニーランドで失踪事件があってもおかしくない、というところが起源になっている可能性があります。
しかし、日本だけでなくアメリカのディズニーランドもセキュリティ面は万全です。数年前にカリフォルニアのディズニーランドへ行った際、当時の日本のディズニーランドよりもセキュリティチェックがしっかりしていて安心しました。

世界中のディズニーランドで安全面を第一に考えられているので、余計な心配をせず安心して楽しめることでしょう。
ディズニーランドで誘拐・連れ去り事件の真相は?
ディズニーランドでの誘拐・連れ去りの真相はいかに?
ディズニーランドで誘拐や連れ去りがあった噂は?
昔からよく聞く噂話で、「ディズニーランドのトイレでキャリーケースに入れて連れ去られる」「キャラクターの恰好をした人物から連れ去られてしまう」というものがあります。
園内でのキャリーケースの持ち込みは禁止されていますし、キャラクターは単独で行動をしないので考えてみればどちらも信憑性が低いことは分かりますよね。広いテーマパークで子どもを迷子にさせないために生まれた噂なのかなとも思えます。

私が子どもの頃、ちょうどこの噂が広まっていた時期で、ディズニーランドへ行ったときは「さらわれちゃうから絶対に離れないでね」と親から常に声をかけられていたことを今でもはっきり覚えています。
迷子が起こりやすい場所
失踪、誘拐、連れ去り…ディズニーランドでそのような事件が起こったら大問題になりますが、園内での迷子は日常的に発生しています。幼い子どもや高齢の方が一緒に来た人とはぐれやすいシチュエーションをまとめてみました。
①混雑しやすい場所
パークでは局所的に混雑が発生することが多くあります。例えば開園直後や閉園間際のワールドバザール、夕方のショップ、パレード終了直後、レストルームなど。
②暗い場所
ディズニーランドでは各エリアの世界観を演出するため、場所によっては暗くなっているところがあります。ホーンテッドマンションは乗り物に乗るまでは暗闇の中を進むためはぐれてしまうことが多いです。
トムソーヤ島にある洞窟も狭い中を探検するので、少しでも目を離してしまうとあっという間に子どもが進んでしまって見失いかねません。また、夕方以降のパークは外灯があるにしても屋外のため結構な暗さになります。
ぴったりくっついて歩いていても人混みに揉まれたり、暗さで方向感覚が鈍って離れ離れになってしまうこともあるので、しっかり手を繋ぐ、抱っこをする、はぐれた時は集合場所を決める、など工夫をしましょう。

蓄光のバンドやキーチェーン、光るおもちゃを子どもに持たせておくとと暗やみで見つけやすくなりますよ!
ディズニーランドで語り継がれる都市伝説
ディズニーランドで語り継がれる都市伝説をいくつかご紹介します。
地下に秘密の施設がある?
ディズニーランドの地下に秘密の施設がある…という噂。地下ではありませんが秘密の施設はあります。それは「クラブ33」というレストラン。ワールドバザールの左側に三井住友銀行があるのですが、その横にある扉が入口になっていて、窓に「33」と書かれています。
基本的には写真撮影がNGなので、詳しいことは実際に行った人にしか分からない特別な秘密の場所なんです。クラブ33に入るには紹介制だったり、オリエンタルランドの大株主になるなど一定の条件がなければいけません。ディズニーファンであれば一生に一度行ってみたいと思う夢の場所ですよね。

実は仕事の関係で数回クラブ33に行ったことがありますが、パークの中とは思えないほど静かで緊張感がありました…。
他にも園内にはスポンサーラウンジがいくつかあり、東京ディズニーリゾートのオフィシャルスポンサーである企業に勤める人や家族などが利用できる場所もありますよ。
アトラクションに幽霊が出る?
ディズニーランドのアトラクションには幽霊が出る…なんて噂は有名ですが、果たして本当なのでしょうか?
今はリニューアルに伴い休止中ですがスペースマウンテンや、ホーンテッドマンション、カリブの海賊、イッツ・ア・スモールワールドなどなど…幽霊が出るとされているアトラクションは結構多いんです。
私は霊感が一切ないのでこれらのアトラクションを乗っていて「見てしまった…」という経験はないのですが、もしかしたら霊感がある人はどこかしらで見えていて広まった噂なのかもしれません。
ディズニーランドで幽霊見ちゃったらどうしよう!?と怯える人もいるかもしれませんが、こんな話を聞いたことがあります。ディズニーランドなどの楽しい場所に現れる幽霊は悪い幽霊ではないから怖がる必要はない、と。

幽霊もディズニーランドを楽しんでいるかもしれないと思ったら少しほっこりしませんか?(笑)
▼イッツ・ア・スモールワールドで見つけてはいけない都市伝説はこちら

ディズニーランドの人気アトラクション「イッツ・ア・スモールワールド」は怖いのか?見つけてはいけないと言われている都市伝説7選を取り上げ、真相に迫ります。 読んでみれば、次にこのアトラクションを訪れるとき、きっと普段とは違った目線で楽しめることでしょう。しかし、怖い話に慄く前に、これらが単なる噂...
ディズニーランドの人気アトラクション「イッツ・ア・スモールワールド」は怖いのか?見つけてはいけないと言われている都市伝説7選を取り上げ、真相に迫ります。 読んでみれば、次にこのアトラクションを訪れるとき、きっと普段とは違った目線で楽しめることでしょう。しかし、怖い話に慄く前に、これらが単なる噂...
ディズニーランドの安全対策と迷子防止策
ディズニーランドの安全対策と迷子防止策をご紹介します。
ディズニーランドが実施している安全・迷子対策
先ほどもお話ししたように閉園後、ゲストが残っていないかを確認するためセキュリティキャストがパークの隅から隅まで見回りをします。例えば、閉園間際だけれどお手洗いで体調不良になってしまって動けなくなってしまっても、キャストが扉の外から声をかけて必ず助けてくれます。
パーク内で多いトラブルは迷子です。幼い子どもはほんの数秒目を離しただけでパパっとどこかへ走ってしまうので、ディズニーランドのような人混みだと一瞬で見えなくなってしまう可能性も。
子どもがどこかへ行ってしまったら慌ててしまうかと思いますが、すぐに近くのキャストに相談しましょう。お子さまの年齢や服装など目で見て分かる特徴などを聞かれるとすぐに他のキャストにも周知されて、一斉に捜索をします。

私の経験上、必ず見つかっていますのでキャストを信じて一緒に探しましょう!
もしキャストの方から迷子を見つけた場合は。声掛けをして答えられる範囲で一緒に来ている人の情報を聞き出し、一緒に近くを歩くのでお子さんを不安にさせないだけでなく、保護者にも見つけてもらいやすくする工夫をしています。
また、迷子センターやベビーカー・車いすレンタル、総合案内所などで迷子シールと呼ばれるものも配布しています。2枚つづりになっていて下のシールに一緒に来た人の前や電話番号を記載しておきます。書き終えたらもう1枚のシールを上から張って目隠しできます。
お子さんが自分ではがせない背中などに貼っておくと、もし迷子になった時に見かけたゲストやキャストが記載された電話番号にかけることでスムーズに見つけることができる便利なツールです。

迷子シールを貼っておくだけで安心するので、小さいお子様とパークへ行くときは必ずもらいましょう!
自分でできる迷子防止策
もし子どもが迷子になってしまったときにキャストにいくつかの情報を聞かれます。探す際に大切なのはその日の服装。どんな服装をしていたかしっかり覚えておきましょう。パニックになって思い出せないこともあるので、最初に全身の写真を撮っておくと伝えやすくなりますよ。
また、目立つ色のアイテムを身に着けておくことも見つけやすいポイントになるでしょう。お子さまの年齢にもよりますが、「迷子になった時にはネームタグを付けている人に声をかける」と教えておくことも有効です。
失踪はないと話をしましたが、パーク内といえども正直「変な人」は紛れています。お子さまに安全ブザーを持たせておいて、いざというときには使えるように練習しておくことも大事です。

手をつなぎたくない年頃のお子さんには子ども用ハーネスもおすすめです。賛否問われるアイテムですが、何かあってからでは遅いのでぜひ検討してみてくださいね。
毎年ディズニーランドで失踪する人間の数は?事件と都市伝説まとめ
- ディズニーランドでの「失踪」は都市伝説にすぎない
- セキュリティキャストが安全を24時間体制で確保
- 迷子は頻繁に発生し、対応策も万全
- 誘拐や連れ去りの噂は信憑性が低い
- 地下施設や幽霊の噂など都市伝説も多数存在
- 迷子防止には事前の準備とシール活用が効果的
- 子どもや高齢者には特に注意が必要
- 安心して楽しめる環境が整っている
いかがでしたか。今回はディズニーランドで失踪する事件や都市伝説の真相に迫ってみました。実際に事件が起こったことはありませんが、園内での迷子はよく起こることなので、お子さまや高齢の方と一緒に遊びに行くときは細心の注意を払って楽しんでくださいね!
コメント