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ジャングリア沖縄の初年度売上は100億円を超える見通しです。ただし、売上100億円=黒字とは限らず、経済効果494億円とも別の数字として考える必要があります。
2025年7月25日の開業から1年間で来場者はスパ利用を含め約100万人。今回は「ジャングリアの売上は実際どれくらいなの?」という疑問に、来場者数やチケット価格、利益との違いまで整理してお答えします。
ジャングリアの売上はどれくらい?初年度は100億円超の見通し
結論からいうと、ジャングリア沖縄の開業初年度の売上は100億円を超える見通しと発表されています。
ジャングリア沖縄は、沖縄県今帰仁村と名護市にまたがる大型テーマパークとして2025年7月25日に開業しました。
開業1周年となった2026年7月25日時点で示された主な数字を整理すると、次のようになります。
- 初年度の来場者数:約100万人
- 初年度の売上:100億円超の見通し
- 開業半年時点の来場者数:約65万人
- 開業1年間の経済効果:494億円と推計
- 開業前に示されていた集客水準:年間150万人以上
まず注目したいのは、「売上100億円超」は実際にジャングリアの事業で生まれる収入規模を示す数字だということです。
一方、「経済効果494億円」はジャングリアそのものの売上ではありません。この2つを混同すると、実際の事業規模をかなり大きく見誤ってしまいます。
来場者100万人に対して売上100億円超という数字だけを単純計算すると、1人あたりでは10,000円を超える規模になります。
ただし、これは「平均的な来場者が1万円使った」と断定できる数字ではありません。
売上には入場チケットだけでなく、スパ、プレミアム パス、飲食、グッズなど複数の収入が含まれる可能性があるうえ、来場者数にはスパのみの利用者も含まれているためです。
それでも、100万人規模の集客によって100億円規模の売上をつくる施設になったという点は、ジャングリアの現在地を考えるうえで大切なポイントですね。
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ジャングリアの売上100億円はどう作られている?
ジャングリアの売上を考えるとき、入場チケットだけを掛け算するのはおすすめできません。
テーマパークは、「何人来たか」だけでなく「来園した1人が施設内でいくら使ったか」も売上を大きく左右するビジネスだからです。
ジャングリアでは現在、国内在住者向けの1Dayチケットが大人6,930円。
さらに、スパを組み合わせたチケット、プレミアム パス、飲食、グッズなど、入場後にもさまざまな消費機会があります。
一方、2026年には大人2,970円の「ふらっとチケット」も登場しました。
ふらっとチケットは、対象となる人気アトラクションのうち1つを選んで体験でき、ショーやレストラン、ショッピングも楽しえるライトなチケットです。
約3時間で楽しむことを想定した商品で、1Dayチケットより入場のハードルを大きく下げています。
つまり現在のジャングリアは、「朝から1日遊びたい人」だけを狙うのではなく、沖縄旅行の途中で数時間だけ立ち寄りたい人にも間口を広げていると見ることができます。
これは売上を見るうえでも重要です。
チケット単価だけを考えれば、2,970円は6,930円より低くなります。
しかし、「1日使うほどではないから行かない」と考えていた観光客を新たに取り込めれば、来場者数そのものを増やせる可能性があります。
さらに短時間利用者が園内で食事や買い物をすれば、チケット以外の売上にもつながります。
個人的には、この「客単価と来場者数のバランス」が2年目のジャングリアを判断する重要なポイントになると考えています。
テーマパークでは、高いチケットだけを売れば売上が伸びるわけではありません。
価格を下げても新しい客層を呼び込み、園内消費まで含めた合計額が増えれば、事業全体ではプラスになることもあります。

売上100億円でもジャングリアが黒字とは限らないのはなぜ?
ここが「ジャングリア 売上」で検索した方に、いちばん注意してほしいポイントです。
売上100億円を超えたからといって、100億円もうかったわけではありません。
売上と利益はまったく別物です。
たとえばテーマパークを運営するには、スタッフの人件費、アトラクションの維持管理費、電気代、食材や商品の仕入れ、広告宣伝、設備投資、借入金に関係する費用など、多くの支出が発生します。
売上からこうした費用を差し引いた先に利益があります。
ジャングリアを運営するジャパンエンターテイメントは、2025年6月期に50億9800万円の純損失を計上しています。
ただし、ここは日付をしっかり確認しておきましょう。
ジャングリア沖縄が開業したのは2025年7月25日です。
つまり2025年6月期は、まだパークが一般営業を始める前の決算。
この50億9800万円という損失を見て、「ジャングリアは開業1年で約51億円の赤字だった」と解釈するのは誤りです。
開業準備や事業立ち上げの時期に発生した損失と、開業後の営業成績は切り分けて考えなければなりません。
そして2026年8月時点では、初年度の売上100億円超という見通しは明らかになっているものの、開業後1年間で営業利益がいくらだったのか、最終的に黒字だったのかという核心部分は確認できません。
ここが「100億円」という派手な数字だけでは経営状態を判断できない理由です。
たとえば、仮に100億円売り上げても運営に110億円かかれば赤字です。
反対に80億円の費用で運営できれば利益が残ります。
したがって、ジャングリアの経営状況を本当に評価するなら、今後は売上だけでなく、営業利益やキャッシュフローなどの数字まで見ていく必要があります。
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経済効果494億円はジャングリアの売上ではない
ジャングリアについて調べていると、売上100億円とは別に「経済効果494億円」という大きな数字を目にすることがあります。
ここは混同しやすいので、はっきり分けておきましょう。
494億円は、ジャングリア沖縄の売上高ではありません。
経済効果は、観光客による消費を出発点として、宿泊、飲食、交通、卸売、仕入れなどへ波及して生まれる生産額を含めて推計する考え方です。
たとえば、観光客がホテルに宿泊すればホテルの売上になります。
ホテルが食材や備品を仕入れれば、その取引先にも仕事が生まれます。
さらに運送やサービスなどへお金が動き、その波及分まで積み上げていくわけです。
半年時点の試算では、観光消費などによる直接効果が198億1400万円とされ、仕入れや運送などへの波及を含めることで322億2800万円まで広がる計算になっていました。
単純に比べると約1.63倍です。
そのため「494億円の経済効果」と聞いて、「ジャングリアが494億円売り上げた」と受け取るのはまったく違います。
さらに言えば、「494億円の利益が沖縄に残った」という意味でもありません。
ここで一歩踏み込んで考えたいのが、その消費はジャングリアがなければ本当に生まれなかったのかという点です。
たとえば、もともと沖縄旅行をする予定だった人が、美ら海水族館や古宇利島、那覇などで過ごすはずだった時間をジャングリアへ振り替えたとします。
その人が沖縄県内で使う総額が変わっていなければ、「沖縄全体に新しく増えた消費」とは言い切れませんよね。
もちろんジャングリア自身には新しい売上が入ります。
しかし別の観光施設や飲食店で予定されていた消費が減っていれば、地域全体ではその分を差し引いて考える必要があります。
だからこそ、「経済効果494億円」と「ジャングリアの売上100億円超」は目的の違う数字です。
ジャングリアという会社・施設の収益規模を知りたいなら、まず見るべきなのは売上高や利益。
沖縄県全体への波及を考えたい場合に、経済効果を参考にする。
このように分けると、数字に振り回されにくくなりますよ。
来場者100万人は多い?売上と合わせて見るべきポイント
初年度の来場者数は、スパ利用を含めて約100万人でした。
100万人だけを聞けば、とても大きな数字に感じます。
ただし、開業前には年間150万人以上という入場者数の水準が示されていました。
150万人を1年間365日で単純計算すると、1日あたり約4,110人。
100万人なら1日あたり約2,740人です。
もちろん実際のテーマパークは、夏休みや大型連休、平日、梅雨などで来場者数が大きく変動するため、単純な日割りだけで経営を評価することはできません。
それでも、100万人と150万人では年間50万人もの差があります。
運営側も1周年時点で、来場者数について思うような数字に至らなかったという認識を示しています。
さらに興味深いのが、半年時点で約65万人だったことです。
単純に考えれば、その後の半年間では約35万人が積み上がった計算になります。
つまり、開業直後の話題性が非常に強かった一方、その勢いを年間を通じて維持することには課題があったと考えられます。
一方で、運営面には改善も見られます。
開業直後には人気アトラクションで200〜300分規模の待ち時間が発生することもありましたが、運営方法の見直しによって同程度の来場規模でも約60分まで短縮したケースが示されています。
1人あたりの平均アトラクション体験数も、2025年7月の2.3個から2026年5月には4.5個へ増加。
パーク満足度についても、開業月の69.2%から2026年5月には89.2%へ上昇しています。
ここは私はかなり重要だと感じています。
なぜなら、テーマパークの売上は「最初の1回だけ来てもらう」だけでは安定しにくいからです。
満足した人が友人や家族に紹介したり、再訪したりする流れをつくれるかどうかが、中長期の集客力に関わってきます。
初年度100万人という数字だけを見れば150万人には届きませんでした。
しかし、サービス品質を改善したうえで2年目に来場者を伸ばせるかどうかまで見なければ、このプロジェクトの成否はまだ判断できないと私は考えています。

ジャングリアの売上は今後伸びる?2年目の注目点を考察
ここからは、公開されている数字をもとにした私なりの考察です。
ジャングリアの今後を見るうえで、私は「売上100億円を超えたか」だけではなく、来場者数・客単価・再訪率につながる満足度の3つを見る必要があると考えています。
まず来場者数。
初年度は約100万人でしたから、開業前に示されていた年間150万人以上という水準との差を、2年目以降どこまで縮められるかが焦点になります。
次に客単価です。
大人6,930円の1Dayチケットだけでなく、大人2,970円のふらっとチケットを継続していることからも、「全員から高い入場料を取る」より利用目的に合わせて入口を増やす方向性が見えます。
私は、この施策自体を単純な値下げと見るべきではないと思っています。
沖縄旅行では、ジャングリアだけを目的にする人ばかりではありません。
美しい海を楽しみたい人もいれば、水族館へ行きたい人、ホテルでのんびりしたい人もいます。
そんな旅行者に「丸1日は使えないけれど3時間なら行ってみよう」と思ってもらえれば、これまでゼロだった来場を1回に変えられる可能性があります。
しかもジャングリアの立地する沖縄本島北部は、那覇空港から一定の移動時間がかかります。
パーク単体の魅力だけではなく、周辺ホテルや既存観光地を含めて「沖縄北部に泊まる理由」をどこまでつくれるかが長期的には重要になるでしょう。
ここが、単なる遊園地の入場者数では測れないジャングリア特有のポイントだと私は考えています。
もう一つ見逃せないのが資金面です。
ジャングリアは総事業費700億円規模で整備された大型プロジェクトです。
2026年には20億円規模の追加融資を受けたことも報じられています。
ただし、追加融資を受けたという事実だけで「経営破綻が近い」「赤字経営だ」と断定することはできません。
大型施設では、新アトラクションや設備改善、運転資金などさまざまな理由で資金調達が必要になります。
一方で、初年度の売上が100億円を超える見通しであるにもかかわらず、営業利益やキャッシュフローが分からない現状では、「100億円売れたから経営は順調」と判断することもできません。
だから私は、今後もっとも注目したい数字は494億円の経済効果ではなく、開業後の正式な決算で示される収益性だと考えています。
売上が伸びているのか。
費用をコントロールできているのか。
本業で利益を生み出せているのか。
この3点が明らかになれば、ジャングリアのビジネスとしての現在地は、今よりずっと判断しやすくなるはずです。
まとめ|ジャングリアの売上は100億円超、ただし利益は別に見る
ジャングリア沖縄の初年度売上は、100億円を超える見通しです。
開業から1年間の来場者はスパ利用を含めて約100万人で、沖縄北部に100億円規模の集客施設が誕生したこと自体は大きなインパクトがあります。
ただし、100億円はあくまで売上です。
利益が100億円出たという意味ではなく、2026年8月時点では開業後1年間の営業利益や最終的な採算まで明確になっているわけではありません。
また、「経済効果494億円」はジャングリアそのものの売上ではなく、宿泊や飲食、交通、仕入れなどへの波及を含めた推計です。
売上100億円、経済効果494億円、来場者100万人は、それぞれ意味の違う数字。
この3つを分けて考えることが、ジャングリアの収益規模を正しく理解するいちばんの近道ですよ。
今後は2年目の来場者数に加えて、正式な決算で利益やキャッシュフローがどう表れるかにも注目したいところです。
ジャングリアの売上や来場者数まで分かると、「自分が行くならどんな旅程がいい?」という次の疑問が出てきますよね。次にやるなら、旅行日を決める前にホテルの場所と宿泊プランを見比べておくのがおすすめです。楽天トラベルでは、ジャングリア沖縄のオフィシャルホテルや周辺ホテル、航空券+宿の候補をまとめて探せます。空室や料金、宿泊特典は日程によって変わるので、まず候補日で最新条件を確認してみてくださいね。⇒ 楽天トラベル|ジャングリア旅行の宿泊候補を探す
よくある質問
ジャングリアの年間売上はいくらですか?
開業初年度となる2025年7月25日からの1年間について、売上は100億円を超える見通しと発表されています。
ただし、これは売上高であり、利益額を意味するものではありません。
ジャングリアの来場者数は何人ですか?
開業初年度の来場者数は、スパ利用者を含めて約100万人です。
開業半年時点では約65万人でした。一方、開業前には年間150万人以上という集客水準が示されていました。
ジャングリアの経済効果494億円は売上ですか?
いいえ。494億円はジャングリアの売上ではありません。
観光消費を起点に、宿泊、飲食、交通、仕入れなどへ波及する生産額を含めて推計した経済効果です。ジャングリア自身の収益規模を見る場合は、売上高や利益と分けて考える必要があります。
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